絶対に情報が漏洩しない量子暗号通信を検証するネットワーク

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特徴・優位性

  • 量子鍵配送を用いた暗号通信を検証可能なテストベッドとして、世界最長の運用実績
  • 産業界、大学、研究機関と連携可能な実証環境

用途・応用分野

  • 情報理論的安全性を担保したデータの流通・保管・利活用
  • 金融、医療など、データの取り扱いにおいて高秘匿性が求められる分野

概要

量子技術のひとつである量子鍵配送(QKD)の効果により、鍵と呼ばれるデータが盗聴されたことを確実に検知できます。QKDで鍵を共有し、それをワンタイムパッドという暗号方式で利用する量子暗号通信はどんなコンピュータがあっても解読できない暗号通信です。日本、米国、欧州、中国などを中心に、量子暗号通信の研究開発とQKDネットワークの構築が世界中で進められています。

日本においてはNICTが東京都心と小金井市をつなぐ光回線を利用したテストベッド「東京QKD*ネットワーク」を2010年に構築し、世界初となる量子暗号通信による秘匿動画配信の実証に成功しました。このネットワークは世界で最も長い運用実績があります。

産業界、大学及び研究機関と連携し、量子暗号通信に関わる信頼性試験や量子セキュアクラウド技術のようなアプリケーションの開発・実証に取り組んできました。量子暗号通信の基本機能の体験やアプリケーションの開発、ユースケースの検討・実証などに利用可能です。 (2025年6月19日更新)

* Quantum Key Distribution : 量子鍵配送


Tokyo QKD Network Tokyo QKD Network(https://www2.nict.go.jp/qictcc/oi/otb.html)

暗号化にワンタイムパッドを用いるとともに、暗号鍵の量子鍵配送を行うネットワークの説明図
量子鍵配送を用いた暗号通信
2010年当時のネットワーク構成の説明。小金井3箇所、大手町2箇所、本郷1箇所を結んで構成する。東芝欧州研究所や三菱電機も参画
東京QKDネットワーク構成(2010年当時)

関連情報

担当部門

量子ICT協創センター

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