電波を中継する「コマンドホッパー」、お互いの位置を共有する「ドローンマッパー®」
更新日:2026年6月18日
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特徴・優位性
- 電波を低遅延中継し、電波が直接届かない場所のドローンを制御可能(1ホップあたり10kmまで)
- ドローン同士の直接通信で自動追従群飛行と自律接近回避を実現
- 山岳地帯や港湾などで使用実績あり
用途・応用分野
- 人が立ち入れず電波が直接届きづらい、災害現場や山岳地帯などでのドローン制御への活用
- 空中撮影・貨物運搬などでのドローン編隊飛行制御・衝突回避制御への活用
概要
人の立入りが困難な災害現場や空中撮影、貨物の宅配など、これから益々、ドローンが活躍する場面が増えることが予想されます。今後ドローンが増えると、衝突などの事故も増えることが懸念されます。ドローンを安全に運航するには、それらを確実に制御するための無線技術がとても重要になります。
NICTが開発した「コマンドホッパー」は、飛行中のドローンが、山や建物に隠れて制御側から電波が直接届かなくなるような場合でも、それらの間に中継器を搭載した他のドローンを飛ばすことで、電波をバケツリレーのようにつなぎ、低遅延で制御することができる技術です。環境にもよりますが、1ホップ当たり最大10km程度までつなぐことができます。また、飛行中の複数のドローンが、電波を用いて直接お互いの位置や高度などを把握することができる「ドローンマッパー」というシステムも開発しています。
最大3ホップまでの中継により、見通し外へのコマンド送信やテレメトリ受信が可能な「コマンドホッパー」を実際にドローンに搭載してご利用いただけます。これまでも山岳地帯や港湾など様々な場所で使用した実績がございます。また、直接通信でお互いの位置を把握可能な「ドローンマッパー」を使用して、編隊飛行制御や衝突回避などにご利用いただけます。地上でのモニタリングやログを使った解析も可能です。
- コマンドホッパーによる中継通信技術
- 大きさ:125 x 170 x 83 mm
- 重量:約340g(バッテリ別)
- 周波数:169MHz/920MHz
- 通信距離:~5km(169MHz)/~1km(920MHz)
- ドローンマッパーによる機体間通信
- 大きさ:60×75×40mm
- 重量:100g(バッテリ別)
- 周波数:920MHz
- 通信距離:~10km
電波を中継する「コマンドホッパー」、お互いの位置を共有する「ドローンマッパー®」
関連情報
- 紹介動画: バーチャル展示室「無人航空機関連の通信技術」
- プレスリリース:
- 特許:7284893号
- 紹介動画: バーチャル展示室「無人航空機関連の通信技術」(https://www2.nict.go.jp/wireless/i_drone.html)
- プレスリリース:
- 2024.01.25.見通し外を飛行するドローンを安全に制御する実証実験に成功(https://www.nict.go.jp/press/2024/01/25-1.html)
- 2022.04.11. 世界初、ドローン同士の直接通信で自動追従群飛行と自律接近回避に成功(https://www.nict.go.jp/press/2022/04/11-1.html)
- 特許:7284893号
担当部門
ネットワーク研究所 ワイヤレスネットワーク研究センター ワイヤレスシステム研究室
ネットワーク研究所 ワイヤレスネットワーク研究センター ワイヤレスシステム研究室(https://www2.nict.go.jp/wslab/)